政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。
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また福田首相はスイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で特別講演した(→(1)主要排出国すべてが参加する「ポスト京都」の枠組みづくり、(2)国際環境協力、(3)イノベーション(技術革新)の推進を提唱。温室効果ガス削減の国別総量目標の策定を日本が主導することなどを表明。京都議定書で定めた基準年の1990年の見直しも主張。現職首相のダボス会議出席は2001年の森喜朗元首相以来2人目)。
衆院本会議で2007年度補正予算案が賛成多数で可決された(2008/1/29)。
また自民・公明両党がガソリン税の暫定税率などの期限を5/31まで2カ月延長する議員立法(いわゆる「つなぎ法案」)を提出(2008/1/29)して与野党の対立が激化したが、双方が河野洋平衆院議長と江田五月参院議長のあっせんを受け入れた(2008/1/20。(1)総予算及び歳入法案の審査に当たっては公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行った上で年度内に一定の結論を得るものとする、(2)国会審議を通し税法において各党間で合意が得られたものについては立法府において修正する、など。なお自民は合意で予算案と関連法案の年度内採決が確約されたと受け止めるが、民主は確約ではないと主張。ちなみに1/30昼に民主議員らが反対する中で衆院財務金融委・総務委で可決されて衆院本会議で採決直前だった「つなぎ法案」は1/31に撤回された)。
「(与党が議員立法で提出した「つなぎ法案」について)まあ、あのー、昨日ですね、与野党間で合意がなされまして、ま、国会が正常化したと、まあ、いうことでございます。これはもう大変結構なことだというように私は思っております。まあ、こういうような…、昨日までのですね…、与野党間の…、その、話し合いというものが…、なかなか合意に達しなかったと、まあ、いうことでございます。まあ、私どもといたしましてはですね、やはりその…、歳入歳出法案がですね、年度内に成立して、そして…、国民生活、経済等々にですね、あのー、悪い影響を及ぼさないようにと、まあ、いうようなことで…、まあ、考えて交渉してまいったわけでございますけども、まあ、そういう意味においては、あのー、合意に達したということでございますので、私は、大変…、あの、喜んでおります。そしてまたこの合意に至る過程において、まあ、あの、衆参両議長がですね…、斡旋の労を取ってくだすったということもございましたし、そういう、あの、両議長にも…、感謝を申し上げたいというように思っております。まあいずれにしても、あのー、与野党間でですね、今後、真摯にこの予算…、関連法案等につきまして、議論がなされること…、これを期待いたしているところでございます…(後略)」
「ま、しかし、あの、与野党がですね…、話し合いが対立しているというときに、やっぱり国会の運営っていうのはですね、最後に議長のあっせんということもあるわけですね。議長のご威光っていうのは、これは…、国会を円滑に運営させるための最後の手段と、まあ、いうふうに思いますけどね。やはりそういうふうな助力もお願いしなければいけないという状況に至ったということについては、与野党、反省しなければいかんとこあると思いますよ。やっぱり野党の方もですね。あまり前提を最初から置かないで…、もう少し柔軟にやっていただきたい…(中略)…与党の方からも妥協案を示して、そして大変、あの…、野党の方々の…、ご協力もあったわけですよ。ま、いろいろ努力をしているわけですから。ま、そういうことを全体的に考えて、どういうふうに判断するかということでありますけれども…、ま、しかし…、合意に達したっていうんですから…、合意に達したんですから、まあ、それで満足すべきではないかと私は思いますけどね」
(以上、2008/1/31の参院予算委での福田首相による民主党の直嶋正行氏への答弁)
******ここから「USO(未確認情報)」******
テレビを見ていたサルくんはさっそく「ガソリン値下げ隊」と書かれたノボリを30本ほど発注した。どうしてそんなにたくさん必要なのだろうか? すぐにその理由が分かった。選挙で「風」が吹いたときにサルくんの毛が飛んでいくとその1本1本から新しいサルくんが次々と生まれてくる。サルくんは「風」に乗って次々と増殖を始めた。こう見えてもサルくんは「がん細胞」よりもずっと質が悪い。
******ちなみにもちろんこの付近も「USO(未確認情報)」******
そしてサルくん(たち)は多忙なスケジュールの合間を縫って「強行採決」に備えた訓練を始めることにした。いつの間にかサルくんたちだけで「強行採決」の「サル芝居」ができるほどサルくんたちは増殖してしまっている。
******ちなみにもちろんこの付近も「USO(未確認情報)」******
「道路利権vs国民生活」という紙を掲げながらカメラ目線でアピールする役目のサルくんたちが数匹いる。そして「強行採決」の瞬間に素早く委員長席に駆け寄ってマイクを奪い取る役目のサルくんが一匹、委員長の口をふさいで羽交い絞めにする役目のサルくんが二匹いる。それにしてもなんか動きがサルっぽくて不自然である。
また「ハイテク兵器」を持って「そんなに道路が欲しいのか!」などとサルっぽい声で叫ぶ役目のサルくんが一匹いる。どうやらこのサルくんがオリジナルのサルくんのようである。
さらに委員長が窓から脱出するのを阻止するための「窓際封鎖隊」と「ベランダ封鎖隊」のサルくんたちがそれぞれ数匹ずついる。このサルくんたちは完全な即戦力である。訓練の必要は全くない。
******ちなみにもちろんこの付近も「USO(未確認情報)」******
一生懸命訓練しているサルくんたちには大変申し訳ないが、やはり何から何までみんな間抜けな感じがする。
******ここまで「USO(未確認情報)」******
「ガソリン」とは何か
さて、この辺で少し立ち止まってみることにしよう。ガソリン税の暫定税率の問題を考える場合にはそれぞれの人たちにとっての「ガソリン」とは何かということにあえて注目する必要がある。もちろんガソリンはガソリン以外の何物でもない。だが、それぞれの人たちにとっての「ガソリン」の持つ意味はそれぞれの人たちで異なっていることだろう。だから暫定税率を維持するか、廃止して事実上の値下げにするかなどということを考える場合には、それぞれの人たちにとっての「ガソリン」とは何かということにあえて注目する必要があるのである。
それぞれの人たちにとっての「ガソリン」は、例えば、マンガやゲームに全く興味がない人たちにとっての「マンガやゲームのようなもの」なのか、それとも本や映画に全く興味のない人たちにとっての「本や映画のようなもの」なのか、あるいは、お菓子に全く興味のない人たちにとっての「お菓子のようなもの」なのか、それとも、生活実感のある人たちにとっての「生活に必要不可欠な水や電気のようなもの」なのか。暫定税率を維持すべきかどうかの結論や、暫定税率を廃止して事実上の値下げを行った場合の影響などは、それぞれの人たちにとっての「ガソリン」がどのようなものなのかによって全く違ってくるはずである。
もしも「ガソリン」が「お菓子のようなもの」であり、しかもお菓子好きな人たちが世の中で圧倒的な少数派ならば、暫定税率を廃止して事実上の値下げをしても消費量はほとんど増えないのかもしれない。だが、この場合には本当に暫定税率を廃止する必要性があるのかどうかが疑問になってくる。
また、もしも「ガソリン」が「生活に必要不可欠な水や電気のようなもの」であり、しかも多くの人たちが生活に必要不可欠な最低限の量しか使わないのならば、暫定税率を廃止して事実上の値下げをしても消費量はほとんど増えないのだろう。そして生活に必要不可欠だから急激な値上がりによる負担を軽減する必要性もあるのかもしれない。だが、負担を軽減する方法として「減税」が適切かどうかは大いに疑問である。例えば、料金が安ければ無駄遣いをしても構わないと思っているような人たちを完全に除外した上で、負担を軽減する必要がある人たちが使った生活に必要不可欠な最低限の量についてだけ負担を軽減するというような方法もあるはずである。
もちろん「税金を何に使うか」ということも重要である。確かに道路は必要だが、地球環境も重要である。そして渋滞や「開かずの踏切」の解消なども必要だが、もっと直接的な地球環境対策も必要である。さらに言えば、道路特定財源を地球環境対策のために使うことは、例えば、ゲームユーザーに映画の制作費や小説の原稿料を負担してもらうような話ではないし、マンガを読んでいる人たちに新作のケーキやお菓子の開発費を負担してもらうような話でもないだろう。道路特定財源を維持する場合であっても、一般財源化する場合であっても、優先順位を見失ってはならないということだけはあえて指摘しておくことにする。
「ガソリン値下げ隊」と書かれたノボリを持ったサルくんの足元にも及ばないお粗末な政治家たちには本当に困ったものである。
「(前略)…道路特定財源は、道路整備が最優先だった54年前の昭和29年に創設され、暫定税率は34年前の第2次石油ショックへの対応として導入され、そのまま既得権化しています。自民・公明の政府にはこの硬直した構造を変えるつもりは全くありません。原油高に苦しむ国民の皆さんの声は自公政権には届かないのであります。民主党は道路特定財源を地方のニーズに合わせて社会保障や教育などにも使えるように一般財源化をして、期限を迎えた暫定税率は廃止します。民主党はこの国会を生活第一・ガソリン国会と位置付けています…(後略)」
「(前略)…民主党は我が国の温室効果ガス排出量を2020年時点で(19)90年比少なくとも20%削減することを、そして2050年よりも早い時期で90年比半減することを目標に掲げます。この目標達成のために国内排出権取引制度を創設し、温暖化対策税を導入するなど、具体的な方法を提案をしているんです。日本国内の温室効果ガスの削減の中期的数値目標を具体的にどのぐらいにするのか、どのような方法によってそれを達成させるのか。総理、具体的に答えてください…(後略)」
(以上、2008/1/21の衆院本会議における鳩山由紀夫民主党幹事長の代表質問から)
「地球環境で世界をリードする。 ○2050年までに、日本の温室効果ガス排出量を1990年と比べて50%削減することを目指します。そのために、国内排出権取引市場を創設するとともに、省エネルギーの徹底、環境教育などを進めます。 ○風力、太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーの利用を進め、その割合を2020年までに10%に引き上げます。 ○地球温暖化防止の新たな国際的枠組みに、米国、中国、インドなどが参加するよう促します」(「民主党 政権公約 MANIFESTO(マニフェスト)」(2007年参院選での民主党のマニフェスト)、2007/7/9発行、p19から)
「ガソリン値下げ」と「温暖化対策税の導入」は少なくとも現実問題への対応が連続的に求められる場面では矛盾する可能性が高いはずである。政権与党ではない民主党では「ガソリン値下げ」と「地球温暖化対策」の矛盾が明らかになりにくいのかもしれない。
ちなみに2007年参院選の「直近の民意」に従うのならば、暫定税率廃止によるガソリンの値下げよりも、温室効果ガス削減などの地球温暖化対策の方がはるかに優先順位が高いという結論になるはずである。そして「ガソリン値下げ隊」とか何とかと大騒ぎしていた政治家たちは自分たちの公約を「選挙用のスローガン」と考えている集団だと見なされても全く反論できなくなる可能性があるということもあえて念のために指摘しておくことにする。
2007年度補正予算が成立した(2008/2/6。参院予算委・本会議で野党の反対多数で否決、両院協議会でも意見が一致せず、憲法60条2項より衆院の議決(2008/1/29)が国会の議決に。憲法60条に基づく補正予算成立は1993年以来15年ぶり。原油高対策など約1兆7817億円。なお補正予算関連の改正地方交付税法は参院本会議で与党と民主党などの賛成多数で可決・成立)。
また有機リン系殺虫剤「メタミドホス」などが検出された中国製冷凍ギョーザの中毒事件が明らかに(2008/1/30)なって波紋が広がっている。
なお自民党が衆院岐阜1区の公認内定者を野田聖子代議士として佐藤ゆかり代議士を衆院東京5区に転出させることを正式に決めた(2008/2/8。野田氏と佐藤氏は党本部で共同記者会見)。
法務省は死刑囚3人の死刑執行と氏名・犯罪事実などを公表した(2008/2/1。鳩山邦夫法相の下では2回目(前回2007/12/7)の死刑執行)。ちなみに鳩山邦夫法相が鹿児島県議選での買収無罪事件(「志布志事件」)は「冤罪(えんざい)と呼ぶべきではない」などと発言(2008/2/13)した波紋が広がった(→2/14の衆院予算委などで発言について釈明・おわび)。
******ここから「USO(未確認情報)」******
「これはいったいどういうことだ? セイコちゃんが2人もいるぞ。ああ…。よく見ると微妙に違う」−。
テレビの映像を見ながら「妙なおじさん」が妙なことをつぶやいている。サルくんじゃあるまいし、岐阜と東京に分裂して増えるわけがないだろう。いずれにしても永田町周辺では「昨日の敵は今日の友」、そして「今日の友は明日の敵」?
******ここから「取材」中(もちろんこの部分も「USO(未確認情報)」)******
宇宙人のおじさん、こんにちは。
(Q)あれ? 「投げ出しを投げ出すおじさん」はいったいどこに行っちゃったの? きょうも選挙の応援に行っているの? ねえ、「投げ出しを投げ出すおじさん」はどうして質問しないの? 最近、「投げ出しを投げ出すおじさん」と宇宙人のおじさんとの間に「すきま風」が吹き出したって本当? ねえ、宇宙人のおじさん! (A)本当に余計なことばかり聞いてくるサルくんだなあ…。(Q)え? ぼくは「兄弟同時なんとか」なんて言ってないから「冤罪」だよ。ねえ、宇宙人のおじさんは昔、「弟」と一緒にUFOを見たって本当? もしかしてUFOにも乗ってきたの? 宇宙人のおじさんも「作詞家のおじいさん」からカラオケの十八番の「おふくろさん」を禁止されているの? (A)本当にどうでもいいことばかり聞いてくるサルくんだなあ…。
******ここまで「取材」中(もちろんこの部分も「USO(未確認情報)」)******
[(筆者の友人の友人のオフレコ発言) サルくん、それは「冤罪」と呼ぶべきではないよ。ちなみにサルくんの言ったりやったりすることは「でっち上げ」や「ねつ造」だと思うけどね]
******ここまで「USO(未確認情報)」******
そして2008年度予算案の審議が衆院予算委(2008/2/7−)で始まった。
「あのー、いよいよ、(2008年度)本予算(案)の審議が始まるということでございまして、まあ、私どももですね、このー、日本の…、この経済、そして国民生活、といったようなことを考えたときにですね、このー、予算を…、きちんと、そして…、切れ目なくですね、実行できるような状況の中で成立をさせていただくということは、極めて大事だというふうに思っておるわけでございますけれども…。まあ、今の、あの、ご指摘の通り…、大変難しい国会状況にあると、まあ、こういうことでございまして…。私もこういうような状況というものはですね…、総理・総裁、お引き受けするときには、覚悟をして、あの、お引き受けをいたしたんでありますけれども、しかし…、実際にその場に立ってみますと、本当に難しい事態だなあと、まあ、いうように思っております…(後略)」(2008/2/7の衆院予算委での福田康夫首相による自民党の谷垣禎一政調会長への答弁から)
「(小泉元首相は2006/3/2の衆院予算委で一般国道・自動車専用道などを含む1万4000kmの中の高速道1万1520kmのうちの整備計画9342km以外は白紙だと答弁した、一国の総理の発言はそんなに軽いものなのかなど、そして「逃げるな」のヤジに)別に逃げてませんよ…。あの、国土交通大臣がいますんですからね…、あのー、正確なる答弁も、私よりも上手くできるんじゃないかと思っております。あのー、小泉総理はですね、当時の整備計画区間の9342kmを超える区間については白紙である、全部見直すと言っておられましたけど…、こういう答弁されたと。まあ、これは承知いたしております。しかし、これはですね、9342kmを超える区間のすべてを当然に整備するということではなくて…、採算が取れる区間か、地域で負担できる区間かなどをよく考えなければならないという趣旨で答弁されたものであります。本当に必要な道路は整備しなければならないという答弁もされておられます。あのー、その1万4000kmの高規格幹線道路についてはですね、今、あのー、国土交通大臣から答弁しましたように、今般の中期計画においてすべての区間を整備すると決定したものではありません。各区間を整備するか否かは事業着手に先立って行う事業評価の結果により判定を判断をするということになっております…(後略)」(2008/2/7の衆院予算委での福田康夫首相による民主党の岡田克也副代表への答弁から)
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