「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」と「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。
政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。
▽世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉の閣僚会合が決裂(7/29)、IAEAがインドとの核査察協定締結を承認(8/1)、トルコ・イスタンブールで連続爆弾テロ事件(7/27)(P:創造と破壊、C:WTOでも先進国と新興国・途上国の対立の繰り返し。農業は「決裂」の恩恵を受けるのだろうが、創造されるはずだった新しい利益は見えないまま。創造と破壊は鶏が先か卵が先かという話ではない。そしてどんなに少なくともテロは創造のための破壊ではない。新しい素晴らしいものが「創造」されれば古いお粗末なものは自然に見向きもされなくなるはず)。
▽福田首相が初めての内閣改造を断行(8/1)、福田改造内閣正式発足(8/2)、など(P:内閣改造、C:安心実現内閣だという。先週は内閣改造の話題で埋め尽くされたような一週間だった。首相もギリギリまで「改造の話はしない」「白紙」「けじめ」などと…。とにかく一刻も早く安心を実現して「自滅」する前に「けじめ」をつけてもらいたい。内閣改造についてのコメントは以上。もちろん「けじめ」とは解散・総選挙のことである。さて、民主党代表選の方は事実上の無投票3選で本当にいいのか? 良ければそれでもいいが、そのうち国民から見放されるかもしれない)。
▽米国のブッシュ大統領が韓国・タイを訪問(8/6)、北京五輪開会式(8/8)、米中首脳会談(8/10)、グルジア軍が同国からの分離独立を目指す南オセチア自治州を攻撃・ロシアとグルジアも武力衝突(8/8-)、中国新疆ウイグル自治区カシュガルで爆弾テロ(8/4)・同クチャで再び爆弾テロ(8/10)(P:北京五輪期間中、C:北京五輪期間中に突然の武力衝突。ロシアは南オセチア側を支援、グルジアには米国が協力…。もしも「冷戦」時代だったら、とあえて考えてみる。北京五輪期間中に爆弾テロも相次ぐ。いかなる理由でもテロはテロ)。
▽福田首相は広島原爆の日の式典(8/6)に出席、そして北京五輪開会式に出席・胡国家主席と温首相と会談(8/8)、帰国後に長崎原爆の日の式典(8/9)に出席、など(P:そう言えば、C:中国でも中国製冷凍ギョーザで中毒被害者が出たと中国側が通告していたことが首脳会談直前に「そう言えば…」という形で明らかに。会談直前というタイミングに意味があるのかどうかは不明だが、結果的に良いタイミングだった。そう言えば、内閣改造はまだ1週間前の話。日本は消費者がやかましいなどと「元気のあるやかましい大臣」がもう出てきた。そう言えば、この大臣は…)。
▽南オセチア自治州をめぐる軍事衝突(8/8-)でグルジア(8/15)とロシア(8/16)が停戦合意文書に署名、米国は対北朝鮮テロ支援国家指定解除を先送り(8/11)、北京五輪開催中(P:新冷戦?、C:ロシア軍はグルジア領内で戦闘を拡大、米欧などが撤退を求めてもロシアは8/18から撤退開始などと。米軍はグルジアに輸送機で人道支援。グルジアはベルリンかジョージアか。対立が固定化すれば新冷戦のようになるが…。解除先送りは予想通り。北朝鮮の核問題などで安易な妥協は禁物。開会式ではCG、口パクなど…。だが、競技はバーチャルではない)。
▽日本と北朝鮮の協議(8/11-12)で拉致再調査で合意、福田首相は全国戦没者追悼式(8/15)に出席など、高村外相が中国で楊外相らと会談(8/17)、4-6月期のGDPは年率換算2.4%減(8/13)(P:実際は…、C:北朝鮮との「合意」は実際にやらせてみないと分からない。一刻も早くやらせてみることが重要。また夏休みだったらしい首相は実際は公邸での仕事が多かった。中国製冷凍ギョーザ中毒事件での連携強化などで一致。なぜ公表しなかったかだけではなく、なぜ通告してきたのかなども重要。実際はどうなのか…。政府・与党の「総合対策」の実際は? バラマキでは効果はないはずだが…)。
▽パキスタンのムシャラフ大統領が辞任(8/18)、米国とポーランドがミサイル防衛(MD)協定に調印(8/20)、ロシアのグルジアからの撤退完了発表(8/22)後も駐留は続く、米大統領選の民主党候補に確定したオバマ上院議員が副大統領候補にバイデン上院議員の起用を発表(8/23)、北京五輪(8/8-24)の閉会式(8/24)(P:新冷戦、C:事実上の核保有国の混乱はあまりにも危険。グルジア情勢で新冷戦構造が見え始めた? グルジアはポーランドにも「ソ連」を思い出させたのかもしれない。またグルジアで支持率優位が「CHANGE」したオバマ氏は重鎮を起用して再「CHANGE」へ。そしていろいろあった北京五輪がついに閉幕)。
▽臨時国会の召集時期、補正予算などに注目、民主党代表選は小沢代表の無投票3選の見通し、など(P:永田町の「常識」、C:どうやら福田首相は召集日や会期を8/26に決めるつもりらしい。内閣改造とパターンが少し似ている。補正予算は既に「常識」になっている。「景気対策」をやるのは結構。だが、そのツケを支払わされるのは今の若い人たちや将来の世代の人たちだということを絶対に忘れてはならない。将来の世代などにツケを回すことまでもが永田町の「常識」になってしまうのか? やはり無投票3選へ。民主党内では「このまま小沢代表で…」が「常識」らしい。もっとも選挙をやっても「弁論大会のようなもの」になるのなら国民からは注目されないだろう。とにかく永田町の「常識」は世間では非常識)。
「」(2008/8/)
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