「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」と「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。
政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。
▽チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使が北京で中国政府側と公式協議(7/1-2)、モンゴルで総選挙(6/29投票)に不正があったとする野党支持者らの暴動で非常事態宣言(7/1-5)、米国産牛肉輸入再開問題をきっかけにした韓国の抗議デモは続く(P:対話と抗議、C:対話しただけでも意味はあった? モンゴルでは暴動は収まっても選挙結果を巡る混乱はまだ続く? 韓国のデモは反政府色が強まる。民主主義における「抗議」は全く聞く耳を持たない対話なき抗議ではないはずだが…)。
▽福田首相は国連の潘事務総長と会談(6/30)、ブッシュ大統領と日米首脳会談(7/6)、日・カナダ首脳会談(7/6)、北海道洞爺湖サミット開幕(7/7-)へ(P:ウナギ?、C:低支持率でも安定飛行を続ける福田内閣は良い意味でも悪い意味でもウナギのようにつかみどころがなく、内政の困難も外交で上手くすり抜けている。サミットも無難に乗り切りか? ちなみに選挙後に次々と政党を渡り歩く「政党渡り鳥」は「輸入ウナギ」と「里帰りウナギ」のようなもの。有権者にとっては実に困ったもの。解散・総選挙だけでなくその後も考えなくてはならない)。
▽イランが軍事演習で弾道ミサイル発射(7/9)、北朝鮮の核計画申告(6/27)を受けて中国・北京で6カ国協議の首席代表会合(7/10-12)、北朝鮮・金剛山で観光旅行中の韓国人女性が北朝鮮兵に銃撃されて死亡(7/11)、など(P:核・ミサイル・人権、C:仮に本当に解決したとしても、核だけ解決すればミサイルや人権がどうなってもいいというわけではない。核もミサイルも人権もすべて解決する必要がある。それは北朝鮮でも、イランでも、その他の国家でも全く同じはずだが…)。
▽北海道洞爺湖サミット(7/7-9)、福田首相が議長総括(7/9)、など(P:第一歩?、C:環境問題がサミットの主要議題に。温室効果ガス排出量を2050年までに半減させる長期目標を世界全体の目標として採用を求めるなどと…。なお中国、インド、アフリカ諸国なども参加。だが、先進国と新興国などの対立は深刻。福田首相は成果を強調…。もちろん成果はあったが、とても小さな成果だった。将来の人類にとっては大きな成果のための第一歩になるのかどうか…。これから首相は内閣改造や解散の時期などの検討に忙しくなる?)。
▽米政府とFRBが政府系住宅金融機関2社に対する救済策を発表(7/13)、日本政府が初めて「竹島」を明記した学習指導要領の解説書を公表(7/14)・韓国側が反発、イランとEUなどが核問題で協議・米高官も同席(7/19)、など(P:デジャビュ(既視感)、C:最近の米国を見ると約10年前の日本の金融危機を見ているような気がする。歴史認識や竹島でもデジャビュ。問題が再浮上するたびに同じような反応に。イラン核問題でも北朝鮮と同様に柔軟姿勢に転換? それとも「嵐」の前の静けさか…)。
▽福田首相は夏休み(7/16-21)、燃料費高騰を受けて全国の漁船20万隻が一斉休漁(7/15)、なお民主党代表選は9/21投・開票に(7/14)(P:疑問符、C:本当に内閣改造をやるのだろうか? やらないとも言っていないが、やるとも言っていない。とにかくあと1週間ぐらいはじっくりと考えるらしい。なぜ漁業だけ? 農業や運送業などはどうする? 構造改革と結び付かない燃料費補填は論外。代表選はやっても茶番劇に? 真剣勝負にならなければ有権者には意味はない。いくら「一枚岩」を「偽装」しても総選挙後に「空中分解」するなら何が政権交代かが分からなくなる)。
▽ASEAN地域フォーラム(7/24)など、米大統領選の民主候補に確定したオバマ上院議員が中東・欧州歴訪(7/20-26)、中国・昆明でバス連続爆破テロ(7/21)、インド西部で連続爆弾テロ(7/26)、カンボジア総選挙(7/27)、など(P:光と影、C:オバマ氏は欧州で大人気、異例の好待遇。ブッシュ大統領の異常なまでの不人気の裏返しなのかもしれないが、まるで光と影のような…。テロはなくならない。経済発展を続けても光と影は残るのだろう。だが、光の中に無理に影を探そうとするような一部の姿勢にも問題はある)。
▽福田首相が夏休みから公務復帰(7/22)、シンガポールで北朝鮮の核などの6カ国協議非公式外相会合(7/23)、ジュネーブでWTOドーハ・ラウンドの大枠合意に向けた閣僚会合、政界は内閣改造にも注目、など(P:どうでもいい話、C:6カ国協議外相会合は予想通りの「儀式」に。内閣改造? 首相が「自滅」したり解散したいのならば内閣改造をやればいい。だが、おそらく多くの国民にとってはどうでもいい話。だいたい内閣改造で諸問題が解決できるようになるわけではない。そしてそれは解散・総選挙でも同じはず。「滞貨一掃」には選挙が最適だが…)。
「」(2008/7/)
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