「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」と「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。
政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。
▽ミャンマー軍事政権がスー・チー氏の自宅軟禁延長(5/27)、ネパール制憲議会が王制廃止・連邦共和制移行を決議(5/28)、クラスター爆弾禁止条約案を採択(5/30)、米大統領選民主党候補者指名争いの続報(P:継続と変化、C:クラスター爆弾禁止は前向きな変化。ミャンマー(ビルマ)では支援活動の停滞も続く。「私利私欲」以外に継続できる理由は見つからず? 無効代議員の半数復活に「えくぼ票」などの数え直しを思い出す。本選挙でも「CHANGE」は継続するのか…)。
▽中国・四川大地震の支援物資輸送で自衛隊機「派遣へ」(5/28)から「見送りへ」(5/29)、見送り発表・民間機で輸送へ(5/30)、第4回アフリカ開発会議(TICAD4、5/28-30)、福田首相は欧州訪問・ドイツのメルケル首相と会談(6/1)(P:日替わりメニュー、C:自衛隊機派遣は「日替わりメニュー」に。善意による支援が多くの人たちの感情を逆なでしてはならない。それは当たり前なのだが…。首相は「日替わり」どころか「分替わり」でアフリカ首脳らと会談。そして外交日程も日替わり。欧州訪問。今はあえてコメントしないことにしておく)。
▽米民主党の大統領選候補者指名レースが終了・オバマ上院議員の指名が確実に(6/4)、ヒラリー・クリントン上院議員が撤退表明(6/7)、国連食糧サミット(6/3-5)、米国産牛肉輸入再開問題で韓国の李大統領の支持率急落、など(P:一変、C:状況が一変してからも、もつれにもつれ、粘りに粘った指名レースがついに決着、ようやく撤退表明。食糧危機でバイオ燃料への風向きは一変。そもそも「支持」とはどんな意味だったのだろうか? 一変してここまで急落するともうビックリ…)。
▽福田首相は欧州3カ国訪問(6/1-5)、各省庁の公費での深夜タクシー帰宅で商品券やビールなどの提供が明らかに(6/5)、日本と北朝鮮の実務者協議(6/7)、通常国会閉会(6/15)へ(P:「居酒屋」、C:首相の「謎の旅」の成果は? 今度は居酒屋タクシーらしい。続発する不祥事にも呆れるが、不祥事を「つまみ食い」するだけの政治家たちにも呆れる。そして選挙区に帰れば、投票すると「公共事業」や「景気対策」、「ガソリン値下げ」や「後期高齢者医療制度廃止」などがおまけについてきます、などと…。「居酒屋」政治家たちも何とかすべき)。
▽アイルランド国民投票でEU新基本条約「リスボン条約」批准反対が多数に(6/13)、北朝鮮が反テロ声明を発表(6/10)、日本と北朝鮮の実務者公式協議(6/11-12)、韓国の米国産牛肉輸入問題きっかけの抗議デモは続く(P:同床異夢、C:民主主義はある意味では「同床異夢」。仕組みが悪いとすぐに賛成よりも反対が強くなり、創造ではなく破壊が進む。国と国の間でも、人と人の間でも、「同床異夢」は微妙なバランスの上に成り立つ。いつでもどこでも「同床異夢」は難しい)。
▽福田首相問責決議を参院が可決(6/11)、衆院は福田内閣信任決議を可決(6/12)、会期延長(6/13)、北朝鮮が日本人拉致問題の「再調査」実施などを伝えたことが明らかに(6/13)、岩手・宮城内陸地震(6/14)への対応など(P:直近の民意、C:最新の「直近の民意」は政治不信? もうすぐ1年の参院の「直近の民意」は色あせた。憲法にある衆院の信任決議の方が参院の問責決議よりも重いはずだが、「あいこ」と受け止められる現状が「ねじれ国会」の最大の問題点。解散・総選挙で真を問うのも結構。だが、「ねじれ」の正確な認識と現実的対応は必要不可欠)。
▽北朝鮮を訪問した中国の習国家副主席が金正日総書記と会談(6/18)・6カ国協議再開などに向けた動きも活発、米牛肉輸入再開問題で韓国の李大統領が国民に謝罪(6/19)など、中国の胡国家主席がインターネットで市民と対話(6/20)、台湾の民間船と巡視船が尖閣諸島の日本の領海を侵犯(6/16)など(P:ナショナリズム、C:核も、領土も、そして牛肉も? さらに最近はインターネットとも密接に結び付く。グローバル化でも…、いやグローバル化だからこそ、ナショナリズムはとてもやっかい)。
▽日本と中国が東シナ海ガス田の共同開発問題で合意(6/18)、通常国会閉会(6/21)、福田首相が岩手・宮城内陸地震の被災地を視察(6/18)、宮崎勤死刑囚ら3人の死刑執行・鳩山邦夫法相下で4回目(6/17)など(P:終わり良ければ?、C:日中両国の排他的経済水域の境界線は棚上げ。でも、とりあえず対立は終わり。通常国会は終わりも良くなかった。臨時国会までに野党側の審議拒否のほとぼりは冷めるのか? なお某新聞が法相を「死に神」などと表現した波紋も。さて、福田内閣の終わりは…。低支持率でも終わりはまだまだ先の話?)。
▽北朝鮮が核計画の申告書を提出・ブッシュ米大統領はテロ支援国家指定解除を議会に通知(6/26)・寧辺の冷却塔爆破(6/27)、ミャンマー(ビルマ)のサイクロンでの死者は8万4537人・行方不明者は5万3836人に(6/24)、ジンバブエ大統領選決選投票でムガベ氏「当選」(6/29)、など(P:詳細不明、C:核計画の詳細は不明。そして何よりも検証が重要。ミャンマーでも、ジンバブエでも、肝心なことは詳細不明…。民主主義や選挙とは何かについて改めて考えさせられる)。
▽福田首相はブッシュ大統領と電話会談(6/26)、京都でG8外相会合(6/26-27)・日米外相会談(6/27)、厚生年金入力ミス推定560万件(6/27)など(P:百害や利権、C:米国は北朝鮮による日本人拉致の問題を忘れないなどと。北朝鮮の核申告(6/26)前後に日米連携を確認。「利権あり」かどうかは白黒をハッキリさせればいい。どさくさに紛れて「反米」を煽る人間たちも百害があってなんとかあり? 言うまでもなくテロ支援国家指定解除で拉致問題は一巻の終わりではない。「利権」にしても入力ミスにしても永田町周辺にはおかしな人間たちが多い)。
「」(2008/6/)
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