ポイント&コメント(2007年12月) (2007/12/31更新)

 「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。

 政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。

 基本方針  問い合わせについて


○ポイント&コメント(2007/11/26-2007/12/2) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽フランスのサルコジ大統領が中国を訪問して胡国家主席と会談(11/26)、米国で中東和平会議(11/27)、北朝鮮の核施設の無能力化作業視察のために日米中韓ロの専門家らが北朝鮮を訪問(11/27-29)、ロシア下院選の投票日(12/2)(P:不思議発見、C:大型契約もまとめた大統領は不思議なセールスマン? 「無能力化」という不思議な言葉にも慣れてきた。どこかの超大国の大統領が中東和平に非常に熱心だったことが強く印象に残った。不思議と言えば実に不思議な出来事。もちろんなぜ現職大統領が下院選に立候補できるのかもとても不思議)

 ▽参院委で野党側が額賀財務相と守屋前防衛次官の証人喚問を「強行採決」(11/27)、新テロ対策特措法案が参院で審議入り(11/28)、守屋前次官と妻を逮捕(11/28)、証人喚問は中止に(11/30)、日中ハイレベル経済対話(12/1)など(P:犯罪づくり、C:野党側があえて与党欠席のまま「強行採決」したのは、証人喚問で次々と「偽証罪」を作り出したいからなのだろう。だが、そもそも証人喚問は疑惑を解明する場であって「犯罪」を作り出す場ではない。野党側の言う「証人喚問」とはいったい何か。「政権交代」とはいったい何か。まさか権力を握った後は次々と「犯罪」をでっち上げるつもりではないのだろうが…)


○ポイント&コメント(2007/12/3-2007/12/9) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽国連気候変動枠組み条約会議(COP13、12/3-)、ロシア下院選(12/2)で与党が2/3超、ベネズエラ大統領提案の憲法改正案の国民投票(12/2)は反対多数、米国はイランの核兵器開発が2003年秋に停止などとする報告書を公表(12/3)、ブッシュ大統領が北朝鮮の金正日総書記に親書(12/6)(P:選挙と多数決、C:圧倒的多数への不安と薄氷の勝利。民主主義国家は選挙や多数決で独裁国家になることもある。民主主義の危うさを改めて実感。そして情報公開も両刃の剣になるのかもしれない)

 ▽高村外相が中国で胡国家主席と会談(12/3)、民主党の小沢代表らが中国を訪問(12/6-8)して胡国家主席(12/7)らと会談、鳩山邦夫法相が死刑執行と氏名などを公表(12/7)、中国側が「日中ハイレベル経済対話」(12/1)の共同文書を一部削除して発表したことが明らかに(12/9)(P:情報公開、C:「死刑執行」では情報公開が進む。二度目の会期末(12/15)が迫る国会ではまた「劇場政治」が活発に? 「会期延長」「再可決」「問責決議案」「解散」の有無などでも情報公開は進むのか。なお情報を削除しても存在しなかったことにはならず)


○ポイント&コメント(2007/12/10-2007/12/16) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽ロシアのプーチン大統領がメドベージェフ第1副首相を後継に指名(12/10)、バリ島で国連気候変動枠組み条約の会議(COP13、12/12-15)、パキスタンのムシャラフ大統領が非常事態宣言を解除(12/15)(P:参加する意義、C:ロシアでも「辞任後レジューム」体制か? 前大統領が新政権の首相として参加する「異議」は不明。地球温暖化対策の枠組みに米国・中国・インドが参加する意義はあるということなのだろう。もちろん選挙に参加する意義はあるのだろうが…)

 ▽福田首相は公明党の太田代表と会談(12/11)、イージス艦情報漏洩事件で3等海佐逮捕(12/13)、臨時国会再延長(12/14)、年金公約・薬害C型肝炎訴訟でも波紋(P:スローガン、C:「大連立」が唱えられると、現与党による「小連立」の方も「密室」協議。テロ対策特措法案の2/3の再可決による成立が見えてきた? 再可決、問責決議、解散、証人喚問…。様々な「スローガン」が飛び交う。サルが入力作業を真似したのならば「あり得ない生年月日」や「氏名の未入力」は起こり得る。「選挙のスローガン」には本当に困ったもの。政治とは政治家の生活、政治家の生活が第一?)


○ポイント&コメント(2007/12/17-2007/12/23) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽ロシアがイランへの核燃料供給開始を発表(12/17)、韓国大統領選でハンナラ党の李明博氏当選(12/19)、欧州連合(EU)の「シェンゲン協定」適用拡大(12/21)、タイ総選挙(12/23)・ウズベキスタン大統領選(12/23)など(P:前進と後退、C:欧州から中東にかけては冷戦後の前向きな変化の継続と「冷戦」への逆戻り現象が混在。アジアの方は「最低の状態」からは脱却できるが、その後は不透明。地球全体では常に前進と後退が混在する)

 ▽「ねんきん特別便」発送開始(12/17)、海自イージス艦がハワイ沖で初の弾道ミサイル迎撃実験に成功(12/18)、改正政治資金規正法成立(12/21)、政府は調査捕鯨でのザトウクジラ捕獲中止を発表(12/21)、薬害C型肝炎訴訟の和解協議で原告側が政府案拒否(12/20)・福田首相が「全員一律救済」の「議員立法」提出方針(12/23)(P:政治決断、C:いくつか「政治決断」があった。確かに理不尽な薬害に苦しむ人たちを救うのも政治ではある。だが、気の毒な人たちを「お上」がなんとかしたり、世論が「お上」になんとかさせるようなことが本物の民主主義なのだろうか? そして本物の政治では「非情」な「政治決断」もせざるを得ないということだけは忘れてはならない)


(NEW)○ポイント&コメント(2007/12/24-2007/12/31) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽パキスタンのブット元首相が暗殺される(12/27)、パキスタン人民党(PPP)は後継総裁にブット氏の長男・補佐役に夫を決定(12/30)、インド洋大津波から3年(12/26)、イラクのフセイン元大統領の死刑執行から1年(12/30)(P:「まさか」、C:最近は国際社会でも「まさか」が増えている。それも悪い方の「まさか」ばかりが…。そして過去の「まさか」などはあっと言う間に忘れ去られていく。パキスタンは1/8予定の総選挙がどうなるかが当面の焦点。テロとは様々な形で戦わなければならない)

 ▽2008年度予算案閣議決定(12/24)、福田首相は薬害C型肝炎訴訟原告団らと面会して謝罪(12/25)、教育再生会議第3次報告(12/25)、沖縄戦「集団自決」の教科書訂正申請承認(12/26)、福田首相が中国を訪問(12/27-30)して温首相・胡国家主席らと会談(12/28)、など(P:「越年」、C:首相は中国訪問中に熱烈歓迎を受けた。今のところ外交は順調だが、多くの国内問題は行き詰まったまま。とりあえずなんとか年末までに「帳尻」を合わせたものもあるようだが、多くの問題は「越年」した)


○ポイント&コメント・コラム「映像のないワイドショー」

「」(2007/12/)

 。


 当ホームページについてのご意見、ご感想、反論などは、jchiba@tokyo.email.ne.jp まで電子メールをお送りください。なお当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権はJCATSニュースに帰属します。
Copyright1997-2007 Jcats-news. No reproduction or republication without written permission.