「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」と「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。
政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。
▽ミャンマーの僧侶らによる大規模デモを軍事政権が武力鎮圧(9/26)、中国・北京で北朝鮮の核問題などの6カ国協議(9/27-30)、国連総会など(P:当面と将来、C:ミャンマーの軍事政権はデモを徹底的に力でねじふせる。銃撃で日本人記者も犠牲に。国際社会の批判も強まる。当面の混乱はなんとか収まっても近い将来どうなるかもよく分からない。6カ国協議は共同文書案で暫定合意して異例の2日間の休会に。また「当面」だけ? やはりコメントしないのが最大のコメント)
▽入院中の安倍晋三首相が病院内で記者会見(9/24)、安倍内閣総辞職・福田康夫新首相指名(9/25)、福田内閣発足(9/26)、そして所信表明演説(10/1)へ(P:親子二代、C:安倍内閣はほぼ1年で力尽きた。新内閣の閣僚はほとんど再任。そして所信表明演説からやり直しへ。ちなみに親子二代で首相は初。政治家の「世襲」は問題だが、親と子はやはり別人格。親が「政治家でなければ政治家になれない」のはもちろんおかしいが、親が「政治家だと政治家になれない」ということも実はおかしい。親子でサラリーマンならば珍しくもなんともないが…)
▽軍事政権がデモを武力鎮圧したミャンマーを訪問した国連のガンバリ特使が軍事政権トップと会談(10/2)・アウン・サン・スー・チーさんとも二度面会、北朝鮮の核問題などの6カ国協議の合意文書発表(10/3)、韓国と北朝鮮による南北首脳会談(10/2-4)(P:成果、C:会談の成果は不明だが、面会は写真だけでも大きな成果。北朝鮮との合意はただの紙切れ? 年内に無能力化とすべての核計画の完全かつ正確な申告が行われて初めて成果になる。やはり韓国はおいしい? 南北首脳会談はコメントしないことが最大のコメント)
▽福田首相の所信表明演説(10/1)と代表質問(10/3-5)、郵政民営化がスタート(10/1)など(P:「臨時代理」、C:福田首相は「安定感」のある答弁を続け、久しぶりの「朗読」にも慣れてきた。同じ答弁を繰り返し「朗読」するだけならば閣僚らを「臨時代理」にしても許されるはずだが、野党は猛反発するのだろう。なお安倍前首相の「臨時代理」を置かなかったことを厳しく批判する野党側には党首の「臨時代理」を「たらい回し」している政党もある。波紋を広げる「論文」をわざわざ発表しても、どうやら代表質問に続き、予算委などでも党首の「臨時代理」を置くつもりらしい)
▽ノーベル平和賞は国連のIPCCと米国のゴア前副大統領に(10/12)、ミャンマー情勢で国連安保理が遺憾などを示す議長声明(10/11)、米下院外交委がオスマン帝国のアルメニア人虐殺非難決議採択(10/10)でトルコ側が猛反発(P:「不都合な真実」、C:対策が後手後手に回っている地球温暖化問題では既に先見性のある具体的な行動が必要な段階になっている。そして「不都合な真実」は世界中にある。言うまでもなく「事実かどうか」や「ある個人の人権を奪うかどうか」などは多数決で決めることはできない)
▽対北朝鮮制裁6カ月延長(10/9)、福田首相ら出席の衆院予算委(10/9-11)、建築家の黒川紀章氏死去(10/12)(P:我慢、C:波紋を広げる「論文」を発表してもなぜか「本人」は国会に出てこない。与党との協議を「談合」と否定して開かれた国会での議論を唱えるが、肝心なことはすべて国会外の記者会見などで処理。いつまで国民や支持者が我慢を続けるのだろうか? 「政治とカネ」でも「年金」でも「テロ対策新法」でも「本質」を外した「追及」が続くが、「低姿勢」の首相らは挑発に乗らず。ちなみに国会は「我慢大会」ではない。今週は参院だから虚しい議論が続くのだろう)
▽中国共産党大会(10/15-21)、ブッシュ米大統領がチベット仏教指導者のダライ・ラマ14世と非公式会談(10/16)・米議会で勲章授賞式(10/18)、トルコ国会がイラク越境作戦容認法案を承認(10/17)、パキスタン・カラチで8年ぶりに帰国(10/18)したブット元首相を狙った自爆テロが発生(10/19)(P:延長線上、C:地球上には様々な怒りや憎しみが渦巻く。怒りの延長線上にあるものは何か。怒って机などをドンドンとたたく行為の延長線上にテロや戦闘があるはず。不満や意見の違いをどうやって継続的に解消していくかという知恵と仕組みが必要不可欠)
▽福田首相らが出席する参院予算委(10/15-17)、補給支援(新テロ対策)特措法案国会提出(10/17)(P:「低姿勢」VS「高飛車」、C:今週は新テロ対策法案の審議も始まる。「低姿勢」の答弁を続ける首相もそろそろギアが「2速」に。やはり「ねじれ国会」とは「低姿勢」VS「高飛車」? 「逆質問」を導入した党首討論をやれば、「低姿勢」側は「密室」での党首会談を呼びかけずに済むし、「高飛車」側もときどき記者会見をしながら「密室」に立てこもっている間にたまったことを国民に釈明できる。これから毎週、週3日ぐらいのペースで党首討論を続けていけば「高飛車」と「低姿勢」でも議論がかみ合っていくのかもしれない)
▽中国共産党新指導部人事(10/22)、「金大中事件」への韓国政府の関与を正式に認める報告書(10/24)、米国がイラン革命防衛隊傘下の部隊を「テロ支援組織」に指定など(10/25)、トルコによるクルド労働者党(PKK)掃討のためのイラク越境攻撃の危機、など(P:二重基準?、C:米国のテロ支援の基準が「二重」かどうかが気になる。「金大中事件」への対応は北朝鮮による日本人拉致事件とも密接に関連する。法と正義に基づいた対応が必要。誤った「基準」を採用すると事態がますます複雑化してしまう)
▽海自補給艦による米補給艦への給油量取り違い問題で報告書(10/22)、衆院で新テロ対策特措法案審議入り(10/23)、など(P:「○○の嵐」作戦、C:先週から今週は永田町周辺で「劇場政治の嵐」作戦が活発に。法案審議と密接不可分かどうかが実は疑問な証人喚問もある。また福田首相と小沢民主代表による初の党首討論も「生の動画」で公開される。小沢代表は日常活動の「密室と地方回りの嵐、ときどき記者会見」作戦を一時中断して「国会」へ。週3日程度の「党首討論の嵐」作戦を実行できるか。就任1カ月になった福田首相はギアを「2速」から「3速」以上へ?)
「」(2007/10/)
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