ポイント&コメント(2007年9月) (2007/9/24更新)

 「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。

 政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。

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○ポイント&コメント(2007/8/27-2007/9/2) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽アフガニスタンで拉致された韓国人解放で合意(8/28)、北朝鮮の核問題などの6カ国協議の米朝作業部会(9/1-2)など(P:人命とカネ、C:人質解放での身代金支払いもささやかれている。確かにカネで人命が救われることもある。だが、カネが新たな人質事件を生み出すこともある。またカネで核開発を放棄させることも不可能ではないのだろう。だが、そのカネが新たな脅威を生み出すこともある。そしてそのカネが国内の人命を救うことには使われず、人命を脅かすことに使われるかもしれない。これらは歴史では常識。歴史から学ぶ必要がある)

 ▽安倍改造内閣発足(8/27)、故・宮沢元首相の内閣・自民党合同葬(8/28)、安倍首相はドイツのメルケル首相(8/29)らと会談、遠藤武彦農水相の農業共済組合の補助金不正受給問題(9/1)など不祥事が次々と発覚(P:当たりとハズレ、C:安倍改造内閣をひとことで表現すれば「総力戦内閣」。そして今回の内閣改造は様々な意味で「ハズレ」ばかりのくじの中から「当たり」を選び出すようなものだったということなのかもしれない。不祥事はない方がいいが、出てきた以上は一切の「手心」を加えずにしっかりと処理するしかない。もちろん野党も自分たちの不祥事に一切の「手心」を加えてはならない)


○ポイント&コメント(2007/9/3-2007/9/9) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽米国のブッシュ大統領がイラク電撃訪問(9/3)、モンゴルで6カ国協議の日朝作業部会(9/5-6)、オーストラリアでAPEC首脳会議(9/8-9)など(P:「複雑怪奇」、C:グローバリゼーションの時代の国際情勢は「複雑怪奇」。この問題と一見無関係なあの問題がつながっている。だからあちらを立てればこちらが立たなくなることもあるし、ここで成功するために向こうで妥協することもある。でも、こっちが上手くいけばあっちも上手くいくとは限らない。「米国と上手くやれば日本も…」「中東で成功するために…」という強い思い込みは危険だが…)

 ▽遠藤農水相辞任(9/3)・後任には若林前環境相、自民党の小林温参院議員が辞職(9/4)、政治資金の記載ミスなどが相次ぐ、安倍首相はAPEC首脳会議(9/7-9)などに出席、臨時国会召集(9/10)へ(P:言い訳?、C:「政治とカネ」の問題やその他の不祥事が永田町周辺を直撃。「言い訳」の多くはよく分からないが、「ドンブリ勘定」が多いということだけはよく分かった。そして総理は「国際公約」を何が何でも実現させたいと考えているのか、それとももう辞めたくなっていて「国際公約」を言い訳にしようというのか…。所信表明演説でハッキリさせる必要がある)


○ポイント&コメント(2007/9/10-2007/9/16) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽パキスタンのシャリフ元首相が帰国直後に再び国外追放(9/10)、ブッシュ米大統領がイラク問題でテレビ演説・イラク情勢の最終報告書を議会に提出(9/14)、核施設無能力化で米中ロの核専門家らが北朝鮮訪問(9/11-15)(P:流動化、C:パキスタン政治に流動化の兆し。イラク情勢は流動化すれば深刻化の危険性。駐留米軍大幅削減の見通しも増派の効果も見えず。そして北朝鮮からシリアへの核協力疑惑が浮上。中東と極東が合体すれば米国の「集中力」も回復?)

 ▽臨時国会召集(9/10)、安倍首相が所信表明演説(9/10)、そして代表質問直前に辞意表明(9/12)・入院(9/13-)、後任を決める自民党総裁選の告示(9/14)・立候補受付(9/15)、投開票は9/23に(P:勝手な事情、C:安倍首相は月曜日早朝に帰国して所信表明演説、水曜日に辞意表明…。無責任などという批判は避けられない。だが、やはり力尽きたということなのだろう。そして自民党側の勝手な事情のために国会は自然休会、メディアも総裁選一色に。ちなみに「古い自民党」VS「新しい自民党」という単純な図式ではないが「イメージ」はどうなのか…)


(NEW)○ポイント&コメント(2007/9/17-2007/9/23) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽カンボジア特別法廷が「人道に対する罪」などでポル・ポト派ナンバー2を逮捕(9/19)、日本への「謝意」も含むアフガニスタン安保理決議(9/19)、ミャンマーで僧侶らのデモが拡大中(P:主権国家と人権、C:国際社会と主権国家と人権の間の関係は実に複雑。だが、国際社会が主権国家内の人権蹂躙に目をつぶるというわけにはいかないはず。それが歴史の教訓。ちなみに決議でのロシア棄権の意味は日本の国内事情ではなく国際情勢から判断しなければ正確には理解できない)

 ▽自民党が新総裁に福田康夫氏を選出(9/23)、総裁選のために臨時国会は自然休会、安倍晋三首相は入院中(P:勝手な事情、C:「安定感のある常識人」VS「ちょいワルな変人」の構図になった自民党総裁選は「常識人」の福田元官房長官が麻生太郎幹事長に大差で勝利。街頭演説などで人気が高かった麻生氏は健闘。そして総裁選後は自民党もマスコミも仲良く「勝手な事情」の後始末をしなければならない。自民党員はともかく、なぜマスコミがそこまで熱中する必要があったのだろうか。ちなみに入院中の安倍首相も辞意表明の後始末へ)


○ポイント&コメント・コラム「映像のないワイドショー」

「」(2007/9/)

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