ポイント&コメント(2006年12月) (2006/12/25更新)

 「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。

 政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。

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○ポイント&コメント(2006/11/27-2006/12/3) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽米中朝による6カ国協議再開のための事前協議は日程も決められずに終了(11/28-29)、米国のブッシュ大統領がヨルダンでイラクのマリキ首相と会談(11/30)(P:現実、C:イラクは事実上の「内戦」。現実をありのままに重く受け止める必要がある。今度こそ北朝鮮は正しく「学習」したのか。かつての某超大国のように北朝鮮に間違ったメッセージを発信して間違った「学習」をさせるという失敗を繰り返すと致命的。やはり現実はありのままに重く受け止める必要がある)。

 ▽郵政造反組が自民に復党願を提出(11/27)、現職無所属11代議士が復党へ、教育再生会議がいじめで「緊急提言」(11/29)(P:いじめ?、C:十分な能力がないと判明している「チルドレン」を淘汰することにつながるのならば復党も悪い話ではない。なお一連の動きは郵政造反組に対する「いじめ」でも「チルドレン」に対する「いじめ」でもない。だが、2005年総選挙で自民党に投票した有権者に対する「いじめ」だとは言えるのかもしれない。なるほど確かに「いじめ」を定義することは非常に難しい。ちなみに「緊急提言」はコメントしないというのがコメント。もちろん必ずしも悪いというわけではない)。


○ポイント&コメント(2006/12/4-2006/12/10) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽米国のブッシュ大統領に超党派有識者がイラク政策で報告書を提出(12/6)、ボルトン国連大使も辞任へ(12/4)、フィジーでクーデター(12/5)、北朝鮮核問題などを協議する6カ国協議は今度こそ近く再開か(P:見直し、C:すべてが報告書通りに見直されるというわけではないのだろうが、とにかく米国のイラク政策は見直される。注目点はやはり「ネオコン」的なものが一掃されるかどうか。そして今度こそ北朝鮮は「間違った学習成果」を見直すのか。いくら「裸の王様」が核を持っても、冬は非常に厳しいままで何も変わらないはず)。

 ▽自民党に郵政造反無所属11代議士が復党(12/4)、道路特定財源見直しで政府・与党合意と閣議決定(12/8)、安倍首相はフィリピン訪問(12/8-10)、「台風」で国際会議が中止(12/8)されたためにアロヨ大統領との首脳会談(12/9)だけで帰国(P:見直し、C:復党は「抵抗勢力」の定義の見直しなのかもしれない。復党が小選挙区や参院選での能力のない候補者の見直しにつながるのなら国民にとっては悪い話ではない。道路特定財源は一般財源化するし必要な道路もつくると。なるほど見直しは「玉虫色の決着」か「事実上の結論先送り」。そろそろ首相の「外遊」依存の支持率拡大戦略にも見直しが必要)。


○ポイント&コメント(2006/12/11-2006/12/17) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽北朝鮮核などの6カ国協議再開(12/18-)へ、パレスチナでファタハとハマスの内部対立が激化、イラクの「内戦状態」も続く(P:正しく「学習」したのか、C:憎悪をむき出しにして互いに殺し合っている人間たちにこそ民主主義や法の支配とその意味を正しく「学習」してもらいたい。それらの「ルール」をすべて守るのであれば、主張が異なる相手といくら激しく対立したとしても必ずしも悪いことではなくなる。そして北朝鮮は正しく「学習」したのか。正しく「学習」していないことがハッキリすれば、その時点から事態は「新たな段階」に入ることになるだろう)。

 ▽タウンミーティングでの「やらせ質問」問題で報告書(12/13)、安倍首相はインドのシン首相と会談(12/15)、安倍内閣不信任決議案否決・改正教育基本法や防衛庁の省昇格法などが成立(12/15)(P:「顔」、C:首相の「顔」が見えない? 永田町周辺ではずいぶんと視力の悪い人間たちが増えているようである。だが、「指導力」ならば確かになかなか見えてこない。一方の民主も「顔」がさっぱり見えなくなっている。「顔」の代わりに原稿の朗読が非常に遅く、異常に「トイレ」が長い人間が見えてきた。ちなみに街中にあふれるポスターでは政治家の「顔」と名前しか見えてこない)。


(NEW)○ポイント&コメント(2006/12/18-2006/12/24) (P=ポイント、C=コメント)

 ▽北朝鮮核などの6カ国協議は成果なく終了(12/18-22)、国連安保理は国際社会の反対を無視して核開発を進めるイランに対する制裁決議を全会一致で採択(12/23)(P:実効性、C:「全会一致」での決議採択は大きな成果だが、実効性はまだ不十分。実効性をどう高めていくのか。北朝鮮はまだ正しく「学習」できていない。原因の偽ドル製造などの違法行為をやめなければ金融制裁は続くだけ。そしてやはり実効性を高めるためにはさらなる「圧力」が必要)。

 ▽安倍首相は臨時国会閉会を受けて記者会見(12/19)、ヨルダン国王と会談(12/22)、政府税調会長辞任(12/21)、2007年度予算案閣議決定(12/24)(P:一身上の都合、C:記者会見は「一身上の都合」で熱弁を振るってあまり質問を受け付けられず記者からは不評。また「一身上の都合」による辞任は「一身上の都合」のために電話で了承。そして安倍内閣初の予算案も閣議決定。そろそろ「ポスト小泉」も「一身上の都合」で一人前にならなくてはならない。ちなみに「一身上の都合」を多用したのは「一身上の都合」のためではない。来年も「一身上の都合」は大活躍?)。


○ポイント&コメント・コラム「映像のないワイドショー」

「」(2006/12/)

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