「ポイント&コメント」は政治・経済などの重要ニュースの「ポイント(P)」と「コメント(C)」だけに絞った超短信記事です。メール版は原則的に週刊、1メール当たり100字程度に編集して配信します。また不定期でコラム「映像のないワイドショー」も配信します(→参考:永田町ワイドショー)。
政治の究極目標は「将来の世代を含めた一人ひとりの生命などを守ること」であると考えています。そしてその目的を達成するためには「ミクロ」「マクロ」、「過去」「未来」、「メリット(プラス)」「デメリット(マイナス)」などという複数の視点によって目の前の深刻な問題を相対化することが必要だと考えています。
▽イスラエル総選挙(3/28)、タイ総選挙(4/2)、仏の若者の新雇用制度反対デモは続く(P:決定場所、C:民主主義的決定の基本はあくまでも選挙と議会。街頭でのデモやストライキではない。変化の少ない社会ならば終身雇用を保障することはそれほど難しくはないだろうが…。どんな手段で「格差」を埋めるかは大問題)。
▽予算成立(3/27)、民主党の前原代表ら総退陣・永田代議士もようやく辞職願(3/31)(P:「器」の問題、C:国会議員の「器」ではない人物は国会議員になってはいけないし、野党第一党の「器」ではない政党は野党第一党を「辞職」すべきなのだろう。そして議員の「器」でない人間には内閣総理大臣はもちろん野党第一党の党首も務まるわけがない。民主の人材不足は深刻)。
▽タイのタクシン首相辞意表明(4/4)、ブッシュ米大統領がイラク戦争開戦前に機密情報漏えい許可で波紋(P:結果責任、C:おそらく支持率低下で危機にある米大統領はイラクで「結果」を出すことによってしか状況を打開することはできないのだろう。結果が良ければその他はどうでもいいというわけではないが、やはり政治は結果責任である)。
▽小泉首相の在任期間が戦後歴代3位に(4/5)、民主党は小沢一郎新代表を選出(4/7)、普天間移設問題で基本合意(4/7)(P:本当に変わるのか、C:民主が反転攻勢に成功するかどうかはよく分からないが、これで嫌でも自民は変わらざるを得なくなった。なぜなら変わらなければ古い自民の内情をよく知る小沢代表に好きなようにやられてしまうから。なお水面下での「マスコミの関心」の争奪戦(?)も激化)。
▽イタリア総選挙(4/9-10)で野党僅差で勝利?、フランス若者向け新雇用制度(CPE)撤回(4/10)、深刻化するイラン核問題、そして北朝鮮問題(P:ダメなものはダメ、C:民主主義には多数決のルールがあるし、多数決でも絶対に決められないことがある。そして民主主義ではなくても権利と義務は表裏一体の関係にある。ダメなものはダメだと分かることが出発点)。
▽北朝鮮核などの6カ国協議各国代表らが東京に集まる中、横田めぐみさんの夫は韓国人拉致被害者とのDNA鑑定結果(4/11)、衆院千葉7区補選中(P:「偶然」、C:北朝鮮が「犯罪組織」ではなく「国家」だと明らかにならなければ実質的な進展はない。DNA鑑定結果発表の時期は「偶然」だったとしても、本物の科学の結果は偶然ではない。選挙結果なども「偶然」ではいけないのだが、どの国でも「偶然」はなきにしもあらず)。
▽中国の胡国家主席が訪米・米中首脳会談(4/20)、イラク議会が新大統領選出・新首相指名(4/22)、竹島周辺海洋調査での日韓の「衝突」回避(4/22)(P:外交の勝利、C:米中は共に勝者なのかどうかがよく分からない。米国などはイラクでも外交で勝利を得ることができればいいのだが…。日韓は共に外交の勝利。そして「負け組」になる可能性が高いのは「青瓦台」周辺)。
▽衆院千葉7区補選(4/23)は僅差で民主勝利(P:低投票率、C:「日常活動」か「パフォーマンス」か。総選挙の無党派票はどこに消えたのか。低投票率はどちらに有利だったのか。勝敗よりもそういう部分の方が興味深い。票に色などは付いていないから本当のところはよく分からないが…。たとえ僅差でも永田町的には「負け組ゼロ」とはならないのだろう。実は自民にも民主にも共に「勝ち組」と「負け組」がいる。選挙結果の解釈はかなり「政治的」になる)。
「『CM』」(2006/4/2)
「ついにデビュー!!! ♪♪政権ダウンロード♪♪ ♪♪反転攻勢♪♪……あれ? ちょっとちょっと…。ちょっと待って!(→歌の途中で『予算成立! ついに『ポスト小泉』デビュー!!』の垂れ幕が下りてくる)。こっち(→『ポスト前原』)はみんな『再デビュー』!!! えー? もっとダメ?」−。
「ポスト前原」を見れば民主党の人材不足がどれだけ深刻かということがよく分かる。
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